Unreal Engineのマーケットプレイスに出品(無料)しているコードプラグインのバージョンアップを行いました。
既に最新のプラグインはマーケットプレイスからダウンロードできます。
ObjectDelivererがどんなものかは以下の記事をご覧ください。
ObjectDelivererでUE4のプロセス間通信を簡単に - AYU MAX
更新内容
今回は更新内容は
になります。
バグフィックス
ObjectDelivererManagerのStartメソッド時にPacketRuleを渡さない場合にnullアクセスで落ちる不具合を修正しました。
その他、処理の効率化(余分に値のコピーしている箇所の削除)も行っています。
TCP/IPサーバー利用時に送信先を指定する機能
この機能はマーケットプレイスのコンテンツページへの要望コメントにお応えして実装しました。
既存のSendメソッド経由の送信では、 自分がサーバーで複数クライアントが接続されている場合に、全てのクライアントにデータが届いてしまいましたが、これを狙ったクライアントのみに送信できるようにSendToメソッドを追加しています。
ちなみにTCP/IPサーバー以外のプロトコル利用時にSendToメソッドを使った場合はSendメソッドと同等の動きをします。
SendToのサンプル
SendToに渡す送り先は、ConnectedイベントやReceiveDataイベントのパラメータとして渡ってきます。
なので、この値を適時保持することで狙ったTCP/IPクライアントへの送信が可能です。
以下のブループリントはReceiveDataの時のパラメータをそのまま使ってSendToしています。
この記述を行うとデータを受信した時に、受信したクライアントにのみ応答送信する実装が可能です。
ご興味ある方はお試しください。